智を磨くには三つの法あり。
第一は、内省にしてもっとも高尚なり。
第二は、経験にしてもっとも苦痛なり。
第三は、模倣にしてもっとも容易なり。
-孔子
深いですね。あらためて、この紀元前に生きた孔子の言葉の重みを感じます。
「子供が生まれます!」
と社員がいえば、「おめでとうございます!」「出産祝い」など晴々したうれしい行事になりますが、
同じように人生に関わり、同じように(それ以上に)お金もかかる介護なのに「介護することになりました!」とはなかなか言いにくい・・
言っても心配かけるだけ・・と考える方も多いのではないでしょうか?
でも、もっと社会に向かって発信する必要があります。
その理由は、この孔子の言葉のとおりです。
介護と仕事を両立させている方は、ぜひ、会社の、いえ、社会のためにも「模倣」できるようにその経験値をどのようなことを工夫し、どのような荒波を乗り越えてきたか発信してもらいたい、またそういう場にするべきだと強く思います。
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kenn (日曜日, 02 3月 2014 13:31)
1回きりの人生を存分に生きるには 「知識より知恵」が必要と言われています。その自分が学んできたことや経験を「仕事をしながら介護している人」に伝えることも大切です。サービス会社採用担当の私の経験です。
・ 30歳の男性が突然泣きながら電話をしてきました。「60歳過ぎた父が脳梗塞で倒れ入院しました。茨城に住む父のそばには60歳過ぎの病弱の母と独身の長男がいます。働いていた父が倒れ母と長男では心配です。看護のため今の仕事を辞めたい・・。」
私は「仕事を辞めるのは何時でもできる。新たに仕事を探すのは難しい。まず休暇をとって地元に帰りお母さんやお兄さんと相談して下さい」と。
・・・意識不明のお父さんを見舞い、家族と仕事のことを相談した彼は1週間後 東京に戻り仕事に復帰しました。・・そして 数日後 彼の父は
黄泉の国へ旅立ちました・・。
そして 採用担当の私に「父が急に倒れパニックになりました。仕事を辞めなくてよかったです。・・有難うございます。」と電話をくれました。