超高齢化社会の現在、働きながら親の介護を行う家庭は増加傾向にあります。女性も男性も介護に参画し、夫婦が協力して介護と仕事の両立をしていくことが不可欠な社会となっています。そのような中、働きながら介護をする人の割合は、女性よりも男性が高く、残念ながら介護を理由に離職をする男性の割合は、都内において全国を上回るペースで増加しています。
そこで、仕事と介護の両立を実践するための新しいノウハウをお伝えし、あなたが納得するあなたらしい介護ができるよう、特に、男性のための介護を考える無料セミナーを渋谷で開催いたします。対象は、介護に携わることや不安を抱えている男性、そのご家族の方(女性もご参加できます)。両日程のご参加も歓迎です。たくさんの皆様のご参加、お申込み、心からお待ちしています!
介護にITの力・ロボットの力を活かす先進事例や、介護情報サイトKAIGO LABの挑戦をご紹介します。パワフルなビジネスパーソンの新しい視点でとらえた介護をお伝えします。
講師は、『はじめての課長の教科書』などベストセラーを多数著す酒井氏と、ITの世界では「女帝」と呼ばれ、大規模カンファレンス運営を通してアップル、マイクロソフト、グーグルなどの日本進出を支えてきた奥田氏。酒井氏は20年以上の介護経験を持ち、一方の奥田氏も5年以上の遠距離介護の経験者です。
この二人の組み合わせで「介護」に切り込みます。スピーディで熱意ある講演は、瞬きする暇もないかもしれません。乞うご期待です!
「介護」=「残された時間のカウントダウン」親との残された時間をどう過ごすか考えてみませんか。ワークショップ形式のセミナーを通して、家族といえども一人ひとり価値観が違うことや、コミュニケーションの大切さを体感できます。ケースカンファレンスのように、グループで意見を交わしながらワークに取り組むことで、多くの気づきが得られるでしょう。
講師の中村は、24時間365日対応の在宅療養支援診療所の医師。実母を5年間介護し、自身で看取りました。心の備えと知識が介護者を支えることを実感し、臨床の傍ら講演活動を行っています。もう一人の講師、堤は、大企業での人事担当経験者。また、キャリアカウンセラー、社会福祉士として、仕事と介護の両立を考える視点を持ち、夫婦が協力して働きながら介護を行う意義とコツを伝授します。
セミナー会場:
東京ウィメンズプラザ 視聴覚室
アクセス
・JR・東急東横線・京王井の頭線・東京メトロ副都心線
渋谷駅 宮益坂口から徒歩12分
・東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線
表参道駅 B2出口から徒歩7分
・都バス(渋88系統)渋谷駅から2つ目(4分)
青山学院前バス停から徒歩2分
お問合せ Email: info@wintria.jp
Tel: 03-5860-4307(月~金 9:00-17:00)
酒井穣(さかい・じょう)
株式会社BOLBOP代表取締役
事業構想大学院大学・特任教授
NPOカタリバ理事
ビジネスパーソンに向けた介護情報サイトKAIGO LAB主宰。
氏自身の20年以上に及ぶ介護経験をお蔵入りさせるのではなく、広く介護に悩んでいる人々と共有したいという「想い」からKAIGO LABを立ち上げた。誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指す。
ベストセラー『はじめての課長の教科書』は数か国語に翻訳され世界中で出版されている。
奥田浩美(おくだ・ひろみ)
株式会社ウィズグループ代表取締役
株式会社たからのやま代表取締役
IT関連の巨大カンファレンスを運営し成功に導くかたわら、起業家のスタートアップ支援を積極的に行う。また、自身が5年以上の遠距離介護のさなかであり、介護関連のプロジェクトを開始。介護分野におけるロボット検証・共創の取り組みをはじめ、ITを通じて地域格差や高齢者問題などの社会問題を解決する取り組みを行っている。
中村明澄(なかむら・あすみ)
医療法人社団澄乃会 向日葵ホームクリニック院長
在宅医療専門医・家庭医療専門医
医師であり、かつケアマネージャーの資格を持つ、医療と福祉の両方の視点を持つ稀有な医療者である。実母を5年間介護し、自身で看取った。心の備えと知識が介護者を支えることを実感し、一人でも多くの人に伝えたいと願っている。医療の専門知識と豊富な事例経験を活かし、臨床の合間を縫って壇上に立つ。
知識と経験に裏付けされた納得感の高いセミナーを実施。
堤 円香(つつみ・まどか)
向日葵ホームクリニック事務長・相談員
筑波大学医学群 非常勤講師
社会福祉士、キャリアカウンセラー
NTTドコモで開発や人事など10年経験後、医療系に転身。企業の最先端で培った企画力とビジネスセンス、マネジメント力に加え、医学研究で磨いたデータ解析力、さらには持ち前のコミュニケーション力を武器とする。「両立」をキーワードに何があっても仕事を続けることの素晴らしさを広く伝えていきたいと願っている。
主催:東京都生活文化局 東京ウィメンズプラザ